石垣島の青い海で釣りを楽しみたい!
そう思ったとき、「どこで」「どうやって」釣ればいいのか、迷った経験はありませんか?
特に初めて釣りをする方にとっては、「遊漁船(ゆうぎょせん)」という言葉を聞いてもピンと来ないかもしれません。
この記事では、石垣島の釣り事情と遊漁船の基礎知識、そして「自由に釣っていい場所」や「注意すべきルール」について、わかりやすくご紹介します!
遊漁船ってなに?
「遊漁船」とは、釣りを目的としたレジャー用の船のこと。
船長(操縦士)がいて、釣り客を沖合のポイントまで案内し、安全管理をしながら釣りを楽しませてくれます。
『釣 沖縄八〇〇〇』のステッカーが沖縄県の遊漁船登録マークです。

遊漁船登録がないレジャー船では、釣り船業を行えません。
石垣島で遊漁船登録を取得する方法
遊漁船業を行うには「遊漁船業者」としての登録が必要です。これは観光客を乗せて釣り体験や海のレジャーを提供するマリン業者が行う手続きで、個人で釣りをして遊ぶ場合には必要がない手続きです。
石垣島で遊漁船業を始める場合、主に以下の流れで登録を進めます。
① 沖縄県の担当窓口に申請書を提出

管轄は「沖縄県農林水産部水産課」。
「遊漁船業の適正化に関する法律」に基づいた登録申請書類を提出します。船の情報や乗船者数、営業内容などを詳しく記載する必要があります。
② 必要な書類の準備

以下のような書類が必要です。
- 船舶検査証書の写し
- 船舶所有者の身分証明書
- 船員の資格証(小型船舶操縦士免許など)
- 安全管理マニュアル(自作または様式に従って作成)
- 損害賠償責任保険の加入証明書
③ 登録完了後、営業開始

審査が通れば、遊漁船業者登録証が交付され、晴れて営業が可能になります。登録は通常5年間有効で、更新が必要です。
補足ポイント:
- 登録せずに有料で釣り体験を提供することは違法です。
- 安全対策・保険加入・適切な指導体制が求められます。
- 2024年4月から特定操縦免許制度が変わりました。すでに特定操縦免許を持っている方も再講習が必要となりました。
石垣島での遊漁船の探し方
石垣島で遊漁船を探せる主要予約サイトを比較しながら、それぞれの特徴とおすすめポイントをご紹介します!
🔸 アクティビティジャパン
- 特徴:釣り・マリン系に強い大手アクティビティ専門予約サイト。
- メリット:釣り船の取り扱いが多く、ジャンルごとに探しやすい!質問機能があり問い合わせが簡単
- デメリット:当日予約が可能なツアー掲載は少ない
- おすすめ度:★★★★☆
▷ https://activityjapan.com/search/category/sea-fishing/okinawa/okinawa_r/345/?s=6
🔸 アソビュー(asoview!)
- 特徴:全国展開の大手アクティビティ予約サイト。石垣島のツアーも豊富。
- メリット:割引クーポンあり。ポイント利用可。
- デメリット:釣りの掲載数は少なめ
- おすすめ度:★★★☆☆
🔸 じゃらん 遊び・体験予約
- 特徴:宿泊予約と合わせて使いやすい国内大手サイト。
- メリット:ポイント還元あり。口コミ・写真が豊富。旅行全体をまとめて予約したい人におすすめ!
- デメリット:釣りカテゴリの情報量は控えめ。
- おすすめ度:★★★★☆
▷ https://www.jalan.net/kankou/tow_472070001/g2_G5/?screenId=OUW3801
🔸 ベルトラ(VELTRA)
- 特徴:世界中の体験ツアーを扱う老舗予約サイト。沖縄離島も対応。
- メリット:サイト外国語対応◎
- デメリット:ほかに比べ掲載が少なめ。
- おすすめ度:★★★☆☆
▷ https://www.veltra.com/jp/japan/okinawa/ishigaki_yaeyama/kw/%E9%87%A3%E3%82%8A/
🔸 各ツアー会社の公式サイト

- 特徴:中間手数料がかからず、柔軟な対応をしてもらえることも!
- メリット:直接相談できる。
- デメリット:空き状況がリアルタイムで見えないこともある。
- おすすめ度:★★★★★
✔ 色々事前に質問しながら決めたい人には、公式サイトからの直接予約がいちばん安心&お得!
▷ https://miyagimarine-ishigaki.com/
石垣島では遊漁船を使わずに釣りってできるの?
遊漁船を使わずに釣りはできますが、制限があります。
岸釣りや堤防釣り

港や岸壁から釣りを楽しむことも可能ですが…
- 一部の港は立ち入り禁止
- サンゴ保護エリアや釣り禁止区間もある
など、事前に現地情報をしっかり確認する必要があります。



カヌーやサップで釣り
垣島では、カヌー(カヤック)やSUP(スタンドアップパドルボード)を使って釣りを楽しむスタイルもあります。
ですが、こちらもいくつかの注意点があります。
- 安全対策は自己責任:天候や潮の流れが急変することも多く、遭難リスクもあります。必ずライフジャケットを着用し、単独行動は避けましょう。
- 漁業権や規制区域に注意:知らずに漁業権のあるエリアや禁漁区域に入ってしまうと、トラブルの原因になります。
- SUPやカヌーからの釣りに対応した装備が必要:安定性やロッドホルダー、アンカーなど、通常の釣りとは異なる道具も必要になります。
石垣島で釣りをする際のルールまとめ
① ミーバイの禁漁期間とサイズ規制

石垣島を含む沖縄県では、ハタ類の資源保護のため、2020年から禁漁ルールが強化されています。
- 禁漁期間:毎年3月1日〜5月31日
- 対象魚種:アカジン(スジアラ)、マクブ(シロクラベラ)、アカハタなど複数のハタ類
- サイズ制限:種によっては、一定サイズ以下のリリースも義務化(例:アカジンは40cm未満はリリース)
🐟 禁漁違反は罰則の対象!
2025年、石垣市白保の海域で、48歳の男がヒメジャコ1個を違法に採取し逮捕されました。
貝のサイズは8cm以下で、通年採捕禁止に加え、現在は禁漁期間中でもありました。
男は漁業権も持っておらず、漁業法などの違反で摘発されました。
② 釣り禁止場所

石垣島には以下のような「釣り禁止エリア」があります⇩

- 港湾施設や漁港の一部エリア(立ち入り禁止・釣り禁止の看板あり)
- サンゴ保護区域
③ 釣り後のゴミの持ち帰り
- 仕掛けや釣り糸、エサの袋などは必ず持ち帰りましょう。
- 使用済みの針やルアーも安全に処理し、海や陸に残さないのがマナー。
→ 海の生き物や他の釣り人への安全のためにも、環境に配慮した釣りを心がけましょう。
過去に石垣島で実際に起きた釣り中の事故事例まとめ
① 高波やうねりによる転落事故
- 防波堤で釣りをしていた人が海に転落。
→ 天候・波の高さを事前に確認し、ライフジャケット着用は必須。
② 熱中症・脱水症状
- 飲み物を持たずに釣りに集中してしまい、脱水状態に。
→ 日陰がない場所が多いため、水分・塩分補給や帽子・ラッシュガードの着用を。
③ 刺される・噛まれる
- 毒のある魚をうっかり素手で触って負傷。
- 大型の魚に針ごと持っていかれ、針が手に刺さる事故も。
→ 見慣れない魚にはむやみに触らない、フィッシュグリップや手袋を使用。
④ 船釣りでの落水・転倒
- 船の揺れでバランスを崩し、海へ転落した例も。
→ 船では滑りにくい靴を履き、常時ライフジャケットを着用。
⑤ 夜釣り中の視界不良による事故
- 暗い時間帯に足場の段差に気づかず転倒・転落。
- ヘッドライトを持たず、危険な岩場に入り込んで身動きが取れなくなることも。
→ 夜釣りをする場合は、複数人での行動・明るいライトの準備を。
事故を防ぐために
- ライフジャケットの常時着用
- 天候・波の予報を前日からチェック
- ひとりで知らないポイントに行かない
石垣島で釣りをしたい!結局どうするのが一番安全で楽しい?
石垣島の釣りを安心・安全に楽しむなら、遊漁船での釣り体験がおすすめです!
特に初心者やファミリーには、手ぶら参加OKのツアーが人気。釣り方を教えてもらえるのはもちろん、道具やライフジャケットなども用意されているので、準備も楽ちんです(^▽^)/
船で出発する釣りは貸切専門店ミヤギマリン





※営業は7月〜10月限定となっております。
1組限定のツアーのため、特に夏休みシーズンは早めのご予約がおすすめです!





まとめ
- 石垣島の釣りでは遊漁船の利用が主流
- 釣り禁止の場所もある
- 遊漁船の釣りツアーが安心&おすすめ
石垣島の美しい海で、自然と一体になった釣り体験をしてみたい方は、ぜひ遊漁船での釣りに挑戦してみてくださいね!